2022.02.25
横溝呈ぶどう園は、創業52年。2代目の園主が中心となり、切り盛りされています。
こだわりは、減農薬で育てていること。
減農薬にすると、どうしても病気になりやすくなってしまうのですが、ビニールハウス栽培を行うなど工夫を凝らし、健康で美味しいぶどう作りを行っておられます。
そんな園主の目下の悩みは、後継者問題。
でも、意外にも、それほど心配はされていないご様子。
というのも、「良いものをたくさん作っていけば、賑やかでやりがいのある素敵な園になる。するとそこから、自然に後継者問題も解決するはずです。」とのお考えだから。
確かにその通り！
その思考に、ぶどう農家としてのプライドを見た気がしました。
【 ぶどうの種類 】
黒系
巨峰
種なしピオーネ
白系
シャインマスカット
赤系
クインニーナ
毎年、完売御礼となる横溝呈ぶどう園。美味しいぶどうが楽しめる園として、高い人気を誇っています。
しかし、時には園主の中で、「今年のぶどうは納得がいかない……。」と感じることもあるのだと語ります。ただ、その違い、気づくのは園主のみ。他の方が気付くことはなく、つまりこれは、とても高いレベルでの判断ということになります。
このような場合、通常であれば何もしなくていいのだと思います。誰も、その違いに気づいてはいないのですから。心の内で、「また次年度、がんばろう。」と静かに決意すれば済むのかもしれません。
しかし横溝呈ぶどう園では、このような高いレベルの判断であっても、すべて正直に消費者にお伝えされているのです。商品をお送りする際、詫び状を添えておられるという事実。
これこそが、横溝呈ぶどう園クオリティ！
横溝呈ぶどう園の判断の高さとクオリティ、そして園主の誠意があるからこその完売御礼！納得ですよね。
ぶどう栽培にとって大事な物は、自然です。自然の恵みがあればこそ、美味しく育つぶどう。農家にとって、相棒とも言える存在でしょう。
しかし同時にそれは、脅威にもなり得る存在です。自然がどう変化するのか、人間に知るすべはなく、毎年、毎日、新しいことの連続。同じことは二度と起こらないという中で試行錯誤を繰り返す。それは厳しく、大変なことです。
でも、「大変です。」と語りながらも、どこか嬉しそうな表情をされている園主。聞けば、「横溝呈ぶどう園のぶどうでないと！」と毎年来られるお客様がおられることが、【大変】を【喜び】に変えてしまうのだとか。
大事な方への贈答品に選んで頂けること、悪天候が続けば「大丈夫？」と声をかけてくれること。もはや、単なるお客様という関係を超えた深い繋がりが生まれていることに、改めて横溝呈ぶどう園の魅力を感じさせられました。
今後の展望として、高級ぶどうの展開も！
乞うご期待です。
開園の時期は、8月上旬～9月下旬。
開園時間は11:00～17：00。
露地栽培の他、ハウス栽培やトンネル栽培があり、長い期間に渡ってぶどう狩りが楽しめます！
同時受入可能人数は50人。団体様でのご利用も可能ですよ。
団体様の場合のみ、ご予約をお願いいたします。
横溝呈ぶどう園の巨峰は黒々とした大玉で、とても甘いのが特徴。お客様からも評判の巨峰です。
これほどまでに美味しく育つのは、丹精込めた栽培はもちろんのこと、恵まれた立地によるもの。
横溝呈ぶどう園は耳納北麓に位置しており、大変水はけ良く、豊富な水に恵まれています。そこで育つぶどうが美味しくなるのは、もはや必然なのです。
