上野翠峰園で育つのは、巨峰の他、藤稔、翠峰、オリンピアなど。数多くの種類が実ります。
とは言っても、「名前を聞いてもピンとこない品種ばかり。」と思われるでしょうか。
それもそのはず、上野翠峰園は珍しい品種のぶどうが多く揃う園として知られており、毎年多くのぶどう好きの心を弾ませています。
ちなみに、園名と同じ名前のぶどう・翠峰は、大きな玉をつけるのが特徴です。非常に糖度が高く甘いのですが、口当たりのいいさっぱりとした甘さで、大人気。まだ出荷数の少ない、希少な品種です。
次にオリンピア。実はこちら、皇室へ献上されたこともある品種です。鮮やかな紅色は見目麗しく、口に含めばその甘みはまるでハチミツのよう。上品な甘さとつるんとしたのど越しがたまらないぶどうです。こちらも、まだ入手困難なぶどうとなっています。
上野翠峰園ならではの希少なぶどうを食べに、ぜひ訪れてみませんか。
【 ぶどうの種類 】
黒系
巨峰
藤稔
白系
翠峰
赤系
オリンピア
ロザリオロッソ
紅バラード
上野翠峰園を支えるのは、オーナーご夫婦。
広大な土地に生育するぶどうの木々はどれも美しく、細やかなお手入れと行き届いた剪定に、訪れた方は驚かされます。
そして、写真に見られるような袋かけは、なんと4000房にも及ぶといいます。もちろん、すべてが手作業。ひとつひとつに袋をかけていくのは、非常に時間がかかることでしょう。
その大変さはいかばかりか……と思うのですが、オーナー曰く、どんな大変さも、お客様の声を聞くと吹き飛んでしまうのだとか。
台風が近づけば、「大丈夫?」と電話を下さる方。
毎年のぶどう狩りを、楽しみにされている方。
そして、ぶどうを口にしたお客様の「美味しい」という笑顔。
多くのお客様に支えられ、「来年は、これ以上のぶどうを!」との思いを胸に、日々頑張っておられます。
上野翠峰園のもうひとつの目玉となっているのが、夫婦の河童像です。
河童の町として知られる田主丸ですから、ぶどう狩りに来られるお客様には河童ファンも多く、上野翠峰園の河童像との出会いを楽しみにされている方も。
来られた際には、ぜひパチリ。
上野翠峰園にやってきて20年、もう主とも言える夫婦河童とのショットを、旅の思い出として収めてみるのも素敵です。
開園の時期は、8月上旬~9月下旬まで。
開園時間は早く、7:00~。閉園は18:30となっています。
必須ではありませんが、ご利用の際は、可能な限りお電話でのご予約をお願いいたします。
同時受入可能人数は60人。団体でのご利用も安心ですね。
案内所からの送迎も可能です。ご希望の際は、ご予約時にお尋ねください。
1号園と2号園があり、ゆったりと過ごせる上野翠峰園。園内からは、耳納連山や特急「ゆふいんの森」号の走る姿が見られます。
ぶどう狩りはもちろんのこと、のどかで豊かなひとときを過ごすにもぴったりな上野翠峰園ですよ。