この美味しさ、目からウロコ！
今まで知らなかった、川魚料理との出会い

海の魚ほどには知られていない、川の魚。食べたことないな～という方も、結構おられますよね。やはりネックとなるのは、クセの強さ。”泥臭い”とも表現されるように、ツウでないと、なかなかにハードルの高いお料理となっています。

でも、こちら鯉の巣本店では、川魚特有の泥臭さを感じさせない調理法を確立。どなたでも美味しく頂けるとして知られたお店です。「苦手だな～」と思っていた方にも、「今までとは違う！美味しい！」と言わしめるほどの実力、あなたの舌で試してみませんか！
食わず嫌いをしてきた方にチャレンジして欲しい。
新しい食の扉が、開いちゃうかもしれませんよ。

鯉の巣本店では、鯉や鮎、鰻などが味わえます。昨今、国産鰻の減少が話題となっておりますが、ご安心ください。鯉の巣本店で使用されているのは、国産の鰻！宮崎ブランドの和匠うなぎで、肉の厚みが特徴の、食べ応えある鰻です。固くなく、でも柔らかすぎない。この程よさは、国産ならではの品質！冬になれば、寒鮒も登場しますよ！

ちなみに、川の魚と海の魚、その栄養価には、どのような違いがあるのでしょうか。
一見すると、ミネラルの多い海で育つ海の魚の方に、軍配が上がるような気がします。しかし、実際は逆。川の魚の方が、栄養価が高いのです！その理由は、「”川”というミネラルが少ない環境で暮らすからこそ、川の魚は、自分のカラダにミネラルを貯えようとがんばるから」なんだとか。すさまじき、生きるチカラ！
お魚を食べる機会の減っている今、その少ない機会に食べるのは、より栄養価の高いものでないと。であれば、栄養価の高い川魚は、適役なのです。

鯉の巣本店では、”鯉のあらい”を酢醤油で頂きます。これは、魚に臭みがないからできること。鯉本来の味がしっかり味わえるとして、お客さまより好評のメニューです。他店で提供される酢味噌味を食べたことのある方より、「他で食べた時には、こんなにおいしいとは思わなかった」と言って頂いたとき、思わず心の中でガッツポーズ、されたそうですよ！

現店主は、３代目。大学を卒業後、３年間のサラリーマン期間を経て実家へ戻り、修行をして、家業を継ぎました。そして来年からは、４代目の修行がスタートします。
鯉の巣本店に脈々と受け継がれる臭みのない川魚の調理法は、地下水で身をしめるなど、丁寧な処理の積み重ねによるもの。そして、注文を受けてからの調理や鮮度重視の姿勢など、細やかな心配りも必要となってきます。
これからも美味しい川魚をお客さまにお届けするため、鯉の巣本店の技術は、次の代へと伝えられていくのです。

今後は、川魚に加えて天然のすっぽん、川ガニなど他の食材も使っていきたいとおっしゃられる店主。そのすべては、川魚の良さをもっと知ってもらうために。「料理人は一生修行です」と語る、とても素敵な店主がされているお店ですよ。