峰石園では、巨峰の他、山ぶどうを栽培されています。
「山ぶどう?!」と思われますよね。
それもそのはず。山ぶどうは、その名の通り山に自生するもの。野生種で、人手を割いて栽培することは、あまりありません。
そんな山ぶどうを栽培するというのはとても珍しく、日本でも数名しかおられません。
その一人が、峰石園・園主の中野さん。すごい!
そしてメインとなる巨峰は香りがよく、甘みも強いと評判です。
例年、大きくずっしりと育ちます。
これは、山ぶどうと巨峰、このふたつに栽培を絞っていることにより、じっくりと手間ひまをかけることができるから。
信念を持ち、集中して育てる。
そこに、峰石園のプライドがあるのです。
【 ぶどうの種類 】
巨峰
山ぶどう 2品目(国豊3号など)
山ぶどうの栽培を始めたきっかけは、雑誌だと言います。
特集されていた山ぶどうの記事に感銘を受け、山ぶどうを研究されている先生へ連絡を取られたのだそう。
でも、スムーズに進んだわけではありませんでした。一度は断られてしまい、諦めようかと思ったこともあったのだそうです。
しかし、峰石園の育てる巨峰が縁を繋いでくれました!
苗を提供して貰えることとなり、育て、増やし、紆余曲折を経て、今の状態にまで至ることができたのです!
壁はあれど乗り越え、手にした山ぶどうの苗。
すくすくと峰石園で育ち、今や話題となっています。
たゆまぬ探求心は、元アーティストという経歴を持つ園主だからこそ、なのかもしれません。
園主の中野さん、元アーティストという経歴を持ちます。
なんと、1964年の東京オリンピック時には岡本太郎さんの家に泊まり込み、モニュメント制作を手伝った経験があるのだとか!
2020年東京オリンピックも、きっと感慨深く見ていたことでしょう。
そんな園主が農の世界に飛び込み、石だらけだった傾斜地を開墾。一から、峰石園を作り上げてきたのです。
峰石園の看板、そして園内のあちこちに点在する芸術的な物の数々は、すべて園主の手作り。
美味しいぶどうを味わいながら芸術にも触れ、有意義なひとときをお過ごしください。
開園の時期は、8月中旬~10月初旬。
開園時間は、9:00~17:00。
同時受入可能人数はなんと300人!
団体様であっても飛び込みOKなので、いつでも気がねなくお越し頂けます。
集まりの最中、ふと思い立って……なんてご利用も楽しいと思いますよ。
園主は、「峰石園のぶどうに囲まれ、心の交流ができれば。」と語ります。
例えば、園の手前側はご年配の方や、お体の不自由な方が優先的にぶどう狩りを楽しむスペースとし、そうでない方は奥まで歩いていき、ぶどう狩りをする。こんな優しい気持ちが育つ場所であって欲しい、と言うのです。
峰石園は、お客様ひとり一人と向き合い、大切にお迎えしてくれるぶどう園です。
優しい時の流れを、肌で感じて欲しいと思います。