若竹醤油は、生まれて百年余。創業三百年余りの若竹屋酒造場より分家した醤油会社です。当時掲げた思いは、”地元に愛される醤油と味噌を地域と共に”。
もちろんそれは、今も続きます。
筑後の国・田主丸には、豊かな自然が残ります。その自然のチカラこそ、醸造物の宝庫。醤油作りに最適な気候風土、そして素晴らしい水。自然の利が作り出す美味しさが、若竹醤油に脈々と受け継がれているのです。
若竹醤油で作られている醤油は、なんと30種類!「なぜこんなに多く?」と驚いていると、廃業を決断された醤油店のレシピを引き継ぐうちに、次第に増えていったのだと教えてくださいました。
醤油の消費量がどんどん減っている昨今、経営難に陥ってしまい、廃業を余儀なくされる醤油店は少なくありません。反面、その醤油店の作るお醤油に長年親しみ、「ここのこの醤油でないと!」とおっしゃるお客さまがおられるのも、事実。
醤油へのこだわりが強い福岡だからこそ、その想いに応えることは非常に大事なことだと考え、若竹醤油では、各醤油店のレシピを引き継いでいくことを決断されました。
若竹醤油の強みは、すべてが手作りであるという部分にあります。そして、蔵付きの醸造微生物(酵母、乳酸菌)による発酵ができるということ。これらは、決して大手には真似のできない部分。歴史ある若竹醤油にしか作り出せない旨さが、ここにあるのです。
また、こだわりは熟成期間にも。一般的に、醤油の熟成期間は半年~1年とされていますが、若竹醤油では三夏熟成(みなつじゅくせい)を採用。これは、夏を3回越すという意味で、味の角をとる効果があり、まろやかで重厚感のある味が生まれます。手間ひまかかってもこだわり抜くこの姿勢が、若竹醤油の味を守り続けているのです。
”グリーン”は、一般的な濃口醤油です。濃厚で、福岡の方なら誰もが好きな味。深い味わいを求める方におすすめです。
1.8L 620円/1L 380円
”かほり”は、三夏熟成の丸大豆濃口醤油。甘味は添加されていないのですが、熟成効果か角が取れ、ほんのりとした甘味を感じる美味しいお醤油です。
1.8L 1,530円/1L 990円/360ml 390円
”柿醤油”には、なんと富有柿が使用されています。かき醤油と聞くと、牡蠣の方を思い浮かべてしまいますが、フルーツの柿ですよ。お間違えなく!醤油ベースの甘口ダレといったイメージで、ソースのようにお使いいただけます。
360ml 410円
いかがですか?取り上げた3つの商品を見るだけでも、他とは違うこと、お分かりいただけるかと思います。「お醤油は若竹さんでないと!」とおっしゃるお客さまに愛され、サザエさんの三河屋さんのように顔を見てお届けするスタイルを大切に、今も昔ながらの直接宅配を続けておられる醤油店です。