いづる柿狩り園で育てる柿は、富有柿ただ一種。ひとつだけに的を絞った栽培を行っています。というのも、目指していることが「味第一」であるから。富有柿一種を真剣に丁寧に。それこそが、六反もの広さをたったお二人で切り盛りされるコツとなっているのです。
オーナーと奥さまは、なんと80代!ご高齢ながら、毎日脚立にのり、剪定を行い、蕾や若い実の間引きを行うなど、柿の木のお手入れに忙しく過ごされています。
それもそのはず。いづる柿狩り園の柿の木は老木であるため、お手入れを怠ると、どうしても若木に比べ、収穫量は落ちてしまうのです。
しかしながら写真でもわかるように、老木でも大玉で、たっぷりの実をつけていますよね!この成果、まさに丁寧なお手入れの賜物なのです!
「大変な作業ですよ」とオーナーがおっしゃっておられるのは、確かにその通りなのかもしれません。とはいえ、そのお元気な姿やツヤツヤのお肌を見る限り、実年齢を一切感じさせないことに驚いてしまいます。
毎日食べているという、いづる柿狩り園の柿パワーは凄まじいですね!
柿の持つ栄養価について事細かに説明せずとも、お二人を見て頂ければ、その効果と効能が体現されているのだと感じるはずですよ。
柿狩りの詳細は、以下の通りです。
時期 | 10月中旬~12月上旬 |
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品種 | 富有柿 |
試食 | お好きなだけどうぞ! |
その他 | 箱売りもあります。 |
笑顔と真心でお迎えする、いづる柿狩り園です。
いづる柿狩り園の歴史は、90年ほど。現オーナーで三代目の、長く続く柿農家さんです。だからこそ柿に関する造詣が深く、それにより、老木でも適切な対応ができているのです。
例えば、農園全体に菜種粕を撒けば、柿をより美味しくすることができます。また、老木にしか出せない果実のまろやかさがあり、若木だから必ずしも良いものだとは言えない、ということなど。
ぜひ、その美味しさの違いを、食べ放題の試食で体感してみてくださいね。
いづる柿狩り園には、毎年多くのお客さまが訪れます。時には海外の方も。エアメールでお手紙や写真が届くこともあり、その時の嬉しさは格別だと、オーナーが顔をほころばせながら話してくださいました。
これからの展望は、もっと幅広い層のお客さまに農園に来て頂きたい。
多くの方に柿狩りの楽しさを知ってもらいたい。
広々とした畑で、ゆっくりと過ごすひとときにしてほしい。
……というもの。
柿が好きな方!一度訪れてみてはいかがでしょうか。
ちなみに、ここ田主丸で初めて富有柿を植えたのは、いづる柿狩り園の初代オーナーである伊勢吉さんなのだとか。移民としてアメリカへ渡り成功を収め、田主丸へと戻り、富有柿の苗を植えることとなります。
そして今、代が変わってもずっと来て頂ける常連の方々に支えられ、新規のお客さまにも愛され、いづる柿狩り園は美味しい富有柿を作り続けているのです。
耳納連山を背景にしたいづる柿狩り園では、老木と美しい風景のコントラストが大変美しく、インスタ映えもばっちり!
プロのカメラマンをも唸らせる柿園をパチリ。そんな楽しみ方もできるいづる柿狩り園で、老木の実りを味わってみませんか。